投資の世界には「卵を1つのカゴに入れるな」という有名なことわざがあります。これは、1つの会社だけにお金を投資すると、リスクが非常に高くなることを意味しています。今日はこの「リスク」について息子のソラに説明した話をシェアします。
個別株のリスクをソラに説明
ソラが「コカ・コーラだけに投資したらどうなるの?」と聞いてきたので、次のように答えました。
「もしコカ・コーラが問題を抱えて、会社がうまくいかなくなったら、君が投資したお金が全部なくなってしまう可能性があるんだよ。」
ソラはびっくりした様子で、「どうして全部なくなるの?」と聞いてきたので、会社が倒産する場合の話をしました。
会社が倒産するとどうなる?
株価がゼロになる
もしその会社が倒産してしまうと、株の価値はゼロになってしまいます。
投資していたお金は全て失われる可能性があります。
投資したお金が戻らない
株主は会社のオーナーの一部として扱われますが、会社が倒産した場合、優先されるのは銀行や債権者です。株主にお金が戻ってくることはほとんどありません。
リスク分散ができない
1つの会社だけに投資すると、その会社の業績がすべての投資結果を左右します。これは非常に危険な状況です。
リスク分散の重要性
そこで、僕たちは「リスク分散」について話しました。リスクを減らすために、1つの会社だけではなく、多くの会社に投資する方法を「分散投資」といいます。
インデックスファンドは、たくさんの会社に少しずつ投資するので、1つの会社がうまくいかなくても、他の会社が成長して全体をカバーしてくれる仕組みなんだよ、と説明しました。
例:倒産の影響
「もしコカ・コーラが倒産してしまったらどうなると思う?」とソラに聞いてみました。
ソラ:「僕のお金がなくなっちゃうってこと?」
僕:「そう。でも、もしインデックスファンドに投資していたら、コカ・コーラ以外にも何百もの会社に投資しているから、その影響はとても小さくなるんだよ。」
まとめ:個別株よりインデックスファンドの安心感
個別株に投資することは、大きなリターンを得る可能性がある一方で、大きなリスクも伴います。
インデックスファンドは、分散投資でリスクを減らしながら、安定した成長を目指せる賢い選択です。
ソラは「じゃあ、インデックスファンドにしておこうかな」と納得してくれました。僕たち親子の投資の旅はまだ始まったばかりですが、こうやって少しずつ学んでいけるのが楽しいですね!